こんにちは。こななです!20代転職体験談の棚卸し的な記事です。
「いつ動くか」より先に、何を実現したいかから考える
「いつか転職したい」のいつかは、いつまでも来ない
また同じところをぐるぐるしている。
転職を考えるたびに、そんな感覚に陥っていました。
「いつか動こう」と思いながら、毎朝同じような毎日を過ごしていたり。
「もう少し準備ができたら」「タイミングが整ったら」と先送りしながら、気づいたら一年近く経っていました。
ただ、そのいつかは、自分が動かない限り来ない。
今振り返ってみると、そんな気がしています。
就活のときを思い返すと、あのときも「なんとなく合う」で会社を選んでいました。
業界研究も、自己分析も、やりきったとは言えないまま終わっていました。
「不合格が怖いから頑張る」くらいの気持ちで就活していたのかもしれない、と今は思います。
何を大事にしたいか、どんな仕事で何を実現したいか。
そういうことを、ほとんど言葉にしないまま社会人になっていました。
転職を意識するようになって気づいたのは、ずっと「いつ動くか」だけを考えていたということでした。
タイミングを見極めようとするほど、「そもそも何のために動くのか」という問いから遠ざかっていった気がしています。
動く前に、本で自分を棚卸しした
そこで読み始めたのが、自己理解・自己分析・心理学に関係する本でした。
『科学的な適職』を読んだとき、「向いている仕事の選び方」がそれまでの自分の感覚とかなり違いました。
感覚や憧れで選ぶのではなく、仕事への価値観や特性を整理していくアプローチでした。
同じ時期に、ストレングスファインダーも受けてみました。
自分の上位の強みが出てきたとき、「これが強みなの?」と半信半疑でした。
でも振り返ると、確かに自分が自然に動いているときのパターンと重なっていました。
HSPという特性を知ったのも、このころです。
すべての答えが出たわけではないけれど、自分がどこでエネルギーを使い、どこで消耗するのかが、少しずつ見えてきました。
「向いているかどうか」より先に、「自分がどういう人間か」を知ること。
それが、転職を考えるうえでの入口になっていた気がしています。
この記事に関連する本
自己分析をやり直してみた当初の話は下記に書いてあります
→ 4年前に受けたCliftonStrenghtsを再受験してみた話
私が動いたのは、正解を出してからじゃなかった
きっかけは、関わっていた仕事が静かに消えた日だった
転職したいという気持ちは、じわじわとありました。
「このままでいいのかな」という違和感が、少しずつ積み上がっていったころです。
勢いで転職サイトに登録して、求人を眺め始めたこともありました。
でも、いざ職務経歴書を書こうとすると、手が止まりました。
何をアピールすればいいのかわからないし、そもそも自分に何ができるのかも、うまく言葉にできませんでした。
転職って、思っていたよりずっとハードルが高いんだと、そのとき初めて実感しました。
その後、エージェントに相談しながら求人を出し、面接も受けてみました。
ただ、思うような手応えは得られないまま過ごしていました。
そのタイミングで、社内に新しいプロジェクトが立ち上がったんですよね。
社会人になって数年経ち、やっとやりたい仕事に近づけそうな内容でした。
「これが落ち着いたら考えよう」と、転職への気持ちがいったん引きました。
でも、そのプロジェクトは組織の都合で縮小されて、ある時期から静かに消えていきました。
毎日わからないことだらけでも、メンバーと一緒に積み上げてきたプロジェクトでした。
それが「リソースがない」という理由で、静かに止まってしまいました。
「なんのために働いているんだろう」と思ったのは、あのときが初めてでした。
会社への信頼とか、働く理由とか。そういうものが、するりと抜けていく感覚でした。
仕事への意欲が落ちていた時期のことは、こちらにも書いています。
→ 仕事のやる気が出ない20代へ|それ、根性の問題じゃないかもしれない
「準備が整ったら動こう」は言い訳で、本音を言うと、きっかけがないと動けませんでした。
このできごとが、2回目の転職活動に踏み切ったきっかけになりました。
1回目は途中でやめた。それでも無駄じゃなかった理由
1回目の転職活動は、プロジェクトが立ち上がる少し前まで動かしていた時期のことです。
最初こそ手が止まってばかりでしたが、エージェントと動くうちに「意外とできるかも」という感覚が出てきました。
自分の経験が市場でどう評価されるのかが、なんとなく見えてきました。
プロジェクトが始まったことで「まだここでできることがある気がする」と感じて、活動をいったんやめました。
今振り返っても、その判断が正しかったかどうかはわかりません。
ただ、途中で止まることは、おかしいことじゃないと思っています。
「もっと固まってから」と思いながら立ち止まることは、自分だけじゃなかったはずです。
自分なりに動いた経験こそが大切で、のちに活きることもある気がしています。
1回目で作った職務経歴書の下書き、受けた企業の傾向、自分が何に惹かれて何に引いたか。
そのデータが、2回目の活動でかなり役に立ちました。
動いてみないとわからなかったことが、確かにありました。
途中でやめることも、ひとつのデータになる。
今はそう思っています。
タイミングを考えるときに、自分に問いかけていたこと
「続ける理由」と「動く理由」、どちらが先に出てくるか
転職のタイミングを考えるとき、「今が動き時かどうか」を判断しようとしていました。
でも実際には、タイミングを判断できるような材料は、いつまで経っても揃わなくて。
そのかわりに、自分に問いかけるようにしていたことがあります。
「今の仕事を続ける理由」と「動く理由」、どちらが先に浮かぶか。
続ける理由が出てくるとき——たとえば「このプロジェクトが終わったら」「あの人から学べることがまだある」——は、まだ何かが残っている感覚がありました。
でも、続ける理由を探すのに時間がかかるようになったとき、少し感覚が変わっていた気がします。
「動く理由」が先に出てくるようになったのは、続ける理由を自分でうまく言えなくなったころでした。
検索履歴や日々のメモを一歩引いて見てみると、この場所にいることへの疑問が少しずつ増えていることに気づきました。
どちらが正しいということではなく、自分の状態を測る問いとして使っていた感じです。
2回目は、1回目のデータを持って動いた
2回目の転職活動を始めたとき、1回目とは動き方が少し違いました。
1回目で応募した企業のこと、面接で感じたこと、どんな条件に惹かれてどんな社風に引いたか。
メモアプリに残していた書きかけの職務経歴書や面接の記録があったことで、0から始めるよりも少し楽でした。
「なんとなく合いそう」で選んでいたころとは違って、自分がどこで違和感を覚えるのかが、少しわかるようになっていました。
科学的な適職やストレングスファインダーで言語化したことも、このときに使えた気がしています。
以前の自分と今の自分を比べられるようになっていて、あのとき少し動いてみてよかったと思っています。
「好き」よりも「消耗しない」「自然に動ける」を基準にして、求人を見るようになっていきました。
完全に整理できていたわけではありません。
でも、1回目より少しだけ、自分の軸を持ちながら動けた気がしています。
それでも動けないときは、自分の毎日を少しずつ変えていく
転職活動を始める準備が整わなくても、何もしないまま過ごすのはしんどい。
このまま同じような毎日が続くのってなんとなくやばいんじゃ…。
そういう時期が、自分にもありました。(何なら今も追われているけど、自分で選んだ苦労なら頑張れる。)
そのころ意識していたのは、転職そのものを目標にしないことでした。
「転職活動を始めなければ」と思うほど、何もできていない自分が気になってしまうので。
かわりに、毎日の小さなことを少しだけ変えていきました。
気になった本を読む、自分の強みを書き出してみる、副業で小さく動いてみる。
「転職の準備」と名づけなくても、自分を知ることや、働き方の選択肢を広げることは、どこかで繋がっていきました。
転職のタイミングは、準備が整ったから来るのではなかった気がしています。
毎日を少しずつ変えていくなかで、ある日「そろそろ動けそう」という感覚が来る。
少なくとも自分は、そういう動き方でした。
まだ答えは出ていなくても、今日の自分を少し変えることはできる。
そう思えたことが、動き出すための入口になっていた気がしています。
悶々としているなら、まず言葉にしてみるところからでもいい気がしています。
「動きたいのに動けない」感覚についてはこちらにも書いています。
→ 変わりたいのに動けない|20代後半の「一歩目」を軽くする考え方
この記事の後の話(転職を経てどうなったか)はこちらです。
→ 一人暮らしをやめて実家に帰った話|迷えなかった私が気づいたこと









